女子プロレスラーの木村花さんが、22歳の若さで、おなくなりになりました。
SNS上の誹謗中傷を苦にしての自殺の可能性があるようです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
このように、人の言葉というものは、人を殺す凶器にもなる、まことに恐ろしいものなのです。だから、私たちは自分の発する言葉に十分気をつけるべきでしょう。
昔から、「口は災いの元」といいます。人は言葉で、人の命を救うこともできれば、今回のように、人の命を奪うこともできるのです。
ですから、私たちは、人を生かす、優しい、思いやりのある良い言葉だけを語るようにするべきでしょう。
そういう言葉を仏教では、愛語(あいご)と言い、優しい笑顔とともに、この愛語で生きる和顔愛語(わげんあいご)で生きることをすすめています。
仏教では、この愛語に反する悪い言葉を悪口(あっく)と言い、決してそのような悪口を口にしてはならない、と教えています。
悪い言葉が口から出そうになったら、むしろ沈黙していたほうがいいでしょう。沈黙していれば、少なくとも、悪い言葉で人を傷つけなくてすむからです。