老子の幸福論 (幸福の科学大学シリーズ 77 「幸福論」シリーズ 14)
もハチャメチャでしたが、
荘子の人生論 (幸福の科学大学シリーズ 78)
はさらに、輪をかけてハチャメチャでした。
私たち人間が持っている常識というものを全否定しているという感じです。
全編、脱常識、超常識という本なのですが、私には、とくに、荘子が霊界について語った部分が興味深かったです。
荘子が語る「天国・地獄」とは
「(人間は死後)それぞれ
自分の好むところに行って住んでるだけ」
荘子は"地下の世界"はにぎやかで、
天上界は寂しいといっています。
天上界は人が減ってきて、
人口が少なく、人と会わない寂しい世界。
地下は"デパ地下"みたいで、
人が大勢集まっていて、にぎやかなところ。
この世の人たちは、にぎやかなところが大好きだから、"デパ地下"に人は集まる。(すなわち地獄)
荘子は
「今はみんな地獄に行くから、
天上界に行く人は"異常性"がある特殊な人」
といっています。
つまり、天上界に行く正しいまともな人間が少数派であり、地獄におちるおかしい人間が多数派である、ということです。
ただ、この世では、正しい少数派がおかしく見え、おかしい多数派のほうが数が多いので、まともに見えるのだということです。
「だれも人がいない世界」が天上界で、
「にぎやかな世界」が地獄界。
地獄はにぎやかで、食糧も豊富。
多くの人間は「にぎやかな世界」
が好きなので、地獄へ行く。
私は「人がたくさんいるにぎやかな世界」
が大嫌い(うるさいのが大嫌いで
静かなのが大好き)で、
「だれも人がいない静かな孤独な世界」
が大好きなので、死後はまちがいなく、
天上界に行きますね (・∀・)
荘子は
「この世でも浮いている人だけが、
"孤独な世界"に行く」
といっています。
つまり、地上に生きているときに
周囲から浮いている人間が、
上の"孤独な世界"に行く。
つまり、一言で言うと、
天国は「孤独と静寂の世界」
地獄は「人ごみと喧騒の世界」
といえるでしょう。
地上において、「孤独と静寂の世界」を好む人間(私です)は天上界に行き、「人ごみと喧騒の世界」を好む人たち(この世の大多数の人たち)は地獄に行く、ということです。
最後に、荘子流の幸福論でまとめます。
荘子流の幸福論
自分を知り、
あるがままを受け入れ、
ムダな努力をしないこと。