『地獄に堕ちないための言葉』を読む

『地獄に堕ちないための言葉』を読む 66〜70

『地獄に堕ちないための言葉』を読む 

66 ある時、守銭奴(しゅせんど)が川に金貨を落とした。彼は、水にもぐって、金貨をふところに集めたが、重さのあまり、浮き上がれなかった。

物質的なものは何もあの世に持っては帰れません。あの世に持って帰れるものは、信仰心と心だけです。ですから、この世的なもの、地上的なもの、物質的なものに対する一切の執着を捨てなければなりません。地上にしがみついていると、死後は、あの世に帰れず、地上にしがみつく地縛霊(じばくれい)になってしまいます。地上に対する一切の執着を捨て去り、あの世には、エル・カンターレ信仰と美しい心だけを持って帰りましょう。

67 ある時、キリスト教の軍隊とイスラム教の軍隊が、砂漠地帯で戦うのを見た。十字軍戦争だ。

熱砂(ねっさ)のすり鉢(ばち)に、両軍吸い込まれた。空に、30メートルもある翼竜(よくりゅう)が現われて、口から炎を吹きつけると、両軍の兵士とも黒焦(くろこ)げになった。

十字軍

十字軍とは、中世に西欧カトリック諸国が聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことである。 一般には、上記のキリスト教勢力による対イスラム遠征軍を指すが、キリスト教異端に対する遠征軍や北欧や東欧の非キリスト教圏に対する征服戦争などにも「十字軍」の名称は使われている。 

十字軍戦争とは、キリスト教徒とイスラム教徒の戦いですが、実は、キリスト教徒もイスラム教徒も同じ神を信じていたのです。キリスト教徒はイエス・キリストを信仰していますが、そのイエス・キリストがわが父と呼んで信仰していたのが、天上界から、イエス・キリストを指導していた主エル・カンターレでした。

そして、イスラム教徒たちはアッラーの神を信仰していますが、そのアッラーというのは、実は、主エル・カンターレなのです。だから、十字軍戦争とは、同じ神を信じる兄弟同士で殺し合いをしていたということです。人間の認識力の低さの悲しさです。天上界の主エル・カンターレもどんなに悲しまれたことでしょうか。

このような宗教戦争を永遠に終わらせるため、主エル・カンターレが1億数千万年ぶりに地上に降臨され、幸福の科学を設立し、全世界のすべての宗教、世界三大宗教である仏教、キリスト教、イスラム教をはじめ、ヒンズー教、ユダヤ教、儒教、道教、日本神道等、その他すべての宗教を幸福の科学に統合、吸収し、全世界のすべての人間が、地球最高の神、至高神、地球神、主エル・カンターレに帰依して、エル・カンターレ信仰を持ち、幸福の科学の信者になることで、この地球上からすべての宗教戦争を永遠になくし、終わらせようとしているわけです。

68 ある時、モンゴル(元 げん)の軍団がヨーロッパを席巻(せっけん)した。その後、ペストが、はやり、3分の2の人口が死滅した。地獄には、ネズミの大軍と、ゴキブリの大軍が現われた。亡者(もうじゃ)の群れだ。何百頭もの白象(びゃくぞう)が出現して、ネズミやゴキブリを踏みつぶして、駆け抜けた。

69 近未来のヨーロッパが、寒波(かんぱ)で凍(こお)りついた。地獄の住人の上にも、雪が降り積もった。凍りついた町の入口に、「グレタの町」という看板がかかっていた。

このグレタ・トゥーンベリという人は、一種の共産主義者(きょうさんしゅぎしゃ)ですね。大川隆法総裁の霊査(れいさ)によると、ロシア革命の指導者、レーニンに指導されているようです。共産主義者は、死後、全員、地獄おちです。共産主義の教祖、マルクスも死んでからずっと、悪魔になって活動できないように、無間地獄(むけんじごく)に隔離、監禁されています。

70 東京大空襲をしたB29や、広島や長崎に原爆を落とした爆撃部隊が、「英雄の町」と書かれた地獄の町で、新しい核爆弾を落とされて、「大焦熱地獄(だいしょうねつじごく)」と「阿鼻叫喚地獄(あびきょうかんじごく)」を体験するのを見た。近未来ビジョンも入っていたと思う。

まいた種は、必ず、刈り取らなければなりません。殺す者は殺され、助ける者は助けられます。大空襲をしたり、原爆を落とした者は、自分もまた大空襲をされ、原爆を落とされなければなりません。これも因果応報(いんがおうほう)ということです。ですから、私たちは一生、人を殺さず、害さず、傷つけず、人に優しく、親切に、人助けに生きましょう。

焦熱(しょうねつ)地獄 / 炎熱(えんねつ)地獄

殺生、盗み、邪淫(じゃいん)、飲酒、妄語、邪見(仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)

大叫喚地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。常に極熱の火で何度もあぶられ焼かれ焦がされ、その苦しみがずっと続く。罪人たちは地獄の鬼たちに打たれ続け、赤く熱した鉄板の上で鉄串に突き刺されたり、目・鼻・口・手足などを肉だんごのように分解され、それぞれを炎で焼かれる。この焦熱地獄の炎に比べると、それまでの地獄の炎も雪のように冷たく感じられるほどで、豆粒ほどの焦熱地獄の火を地上に持って来ただけでも地上の全てが一瞬で焼き尽くされるという。

阿鼻(あび)地獄 / 無間(むけん)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見、犯持戒人(はんじかいじん)、父母・阿羅漢(あらかん 聖者)殺害

地獄の最下層に位置する。大きさは前の7つの地獄よりも大きく、縦横高さそれぞれ2万由旬(ゆじゅん)(8万由旬とする説もある)。最下層ゆえ、この地獄に到達するには、真っ逆さまに(自由落下速度で)落ち続けて2000年かかるという。前の七大地獄並びに別処の一切の諸苦を以て一分として、大阿鼻地獄の苦、1000倍もあるという。剣樹、刀山、湯などの苦しみを絶え間(寸分・刹那)なく受ける。背丈が4由旬、64の目を持ち火を吐く奇怪な鬼がいる。舌を抜き出されて100本の釘を打たれ、毒や火を吐く虫や大蛇に責めさいなまれ、熱鉄の山を上り下りさせられる。これまでの7つの地獄でさえ、この無間地獄に比べれば夢のような幸福であるという。

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