マインドセット

人間はなりたいものになれるのではなく、なれると思うものになれる。

朝、目が覚めたときと夜、寝床に入って、眠くなってきたときに、「これから毎日、一層すべての点で、自分はよくなる」という言葉を小さな声で20回となえて自分に聞かせ、「本当にそうだ。必ずよくなる」と心から思い込むようにするのです。

心で「必ずよくなる」と思い込んで、最後まで、その思いを変えなければ、必ずよくなるのです。

病気もなく、特に、これといったこともないときなら、「これから、毎日、いっそうすべての点で自分はよくなる」と毎朝、毎晩20回ずつとなえるだけで、すべての点で、その人は必ずよくなります。

しかし、1日か、2日ぐらい、それをやってみて、「こんなことでよくなるわけがない」と思って、捨ててしまっては、どうしようもありません。

それでは、「よくなるわけがない」という心を服(の)んだことになりますから、その心のとおりに、すべて「よくならない」ということになってしまいます。

病気のときは、「人間神の子、病気はない。病気のように見えていても、これはウソだから、すぐ治る」と朝晩20回ずつとなえるようにすると、その病気がすみやかに治るのです。

仕事のときでも、試験のときでも、まず最初に心の中で「神様がついているから、必ずよくできる」と5,6回となえてから、本当に神様と一緒にいるつもりでいれば、必ずよくできるのです。

「できる」という言葉を常にとなえているようにすれば、常に「できる」という心になり、その心は、必ず形にあらわれて、本当にできるようになるのです。

人間はなりたいものになれるのではなく、なれると思うものになれるのです。

人間は、しようと思うものが必ずしもできるのではなく、できると思うものが、必ずできるのです。運がよくなり、偉くなり、健康になり、出世できるようになるには、精神の生かし方を知らなければなりません。

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