
繁栄をもたらす「真空の法則」というものがあります。では、その繁栄をもたらす「真空の法則」というものは、一体どのようなものでしょうか。
あなたが、もし、本気で富を得たいなら、「真空」をつくらなければなりません。
「自然は真空を嫌う」ということわざがあります。
人間が空っぽになり、無の境地になり、すべてに対する執着を捨て去ったとき、宇宙に充満する無限の富が流れ入ってきます。
あなたが他に与えて与えて与え切る生活になるならば、真空のところを、空気が自然に満たすように、宇宙に満つる富が、自然にうずめてくれることになります。
貧乏とは、神の無限供給がどうすれば得られるかという真理を知らないために引き起こされた地獄です。
まず、富をつくろうと思うならば、他者に「与える」ことによって「富」の流れ入るための真空状態をつくらなければなりません。
釈迦が「飢饉(ききん)のときほど托鉢(たくはつ)せよ」といわれたのは、飢饉によって貧しくなるような状態は、「与えること」によって、福田の世界に「真空状態」をつくっておかなかった結果なので、「富」を得る準備行動として、まず、托鉢僧に布施する(与える)ことによって、真空状態をつくっておくためだったのです。