あなたは死んだらどうなるか? あの世への旅立ちとほんとうの終活 (OR BOOKS) [ 大川隆法 ]

「粘着型の性格」を克服する
ただ、物事をしつこく考える「粘着型の性格」の人は、こだわりすぎるきらいがあるので、反省に入る前に、もっとあっさりした性格になる必要があります。
こうしたタイプの人は、死後数百年経(た)っても、あるいは千年二千年経っても、同じことを言っています。生前の自分が他人から受けた悪意や危害、不幸などについて、五百年も千年もしつこく言い続けているのです。
自分の性格を見て粘着型だと思うならば、そうした世界に行きやすいタイプであることを覚えておいてください。しつこくて恨みがましいタイプというのは、はっきり言えば、"化(ば)けて出る"タイプなのです。
したがって、「もっとあっさりしよう。さばけた目で見よう」という努力をしてみてください。一年ぐらい努力すると、わりと簡単に、さばさばとしたものの見方ができるようになります。これだけでも、地獄に行かずに済む可能性がかなり高くなります。
そして、自分が間違ったときには、さばさばとした気持ちで、「すみませんでした。私の間違いでした。以後、気をつけます。今後はこのようにします」と言ってしまえば、ほんの数秒で終わることなのです。