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人間の運命を支配する宇宙の絶対法則・因果律

人間の運命は宇宙の絶対法則である因果律に支配されています。

因果律とは、「原因には必ず結果が伴う」ということです。

これは仏教の最も基本、かつ重要な教えである、「因果応報(いんがおうほう)」ということです。

すなわち、「善因善果(ぜんいんぜんか) 悪因悪果(あくいんあっか) 自因自果(じいんじか)」。

つまり、「よいことにはよいことが、悪いことには悪いことが、やってきます。
また自分のしたことはすべて自分に返ってきます」ということです。

「善因楽果(ぜんいんらっか)  悪因苦果(あくいんくか)」ということでもあります。


すなわち、
「よいことをすれば幸福がやってくるし、悪いことをすれば、自分に苦しみがやって来る」
ということです。

当然、自分が悪い思いを持ち、悪い言葉を語り、悪い行いをすれば、悪い報いが自分にやってきて、自分が苦しむことになります。

逆に、自分が良い思いを持ち、良い言葉を語り、良い行いをすれば、良い報いが自分にやってきて、幸福感を味わえるということになります。

この宇宙の絶対法則である因果律が地球はもとより、全宇宙を支配しており、人間は、決して、この因果律、因果応報の法則から逃れることはできません。

この因果律が理解できれば、なぜ人間の生き方がこれほど違うのか。
なぜ、ある人間は幸福で、ある人間は不幸なのかが理解できるわけです。

すなわち、不幸な人間は自分が不幸になるような悪い種を前世からまき続けていた、逆に幸福な人間は自分が幸福になるような良い種を前世からまき続けていた、と考えられるのです。

そこで、仏教では良いことを思い、良い言葉を語り、良い行いをして、善の種をまき、将来、幸福の実を刈り取ることを教えているわけです。

その仏教の幸福になるための教えの基本的なものに、「施論 戒論 生天論(せろん かいろん しょうてんろん)」があります。

施論とは、慈悲の心をもって、生きとし生けるものを愛し、特に出家者へ布施を行うことです。


戒論とは、在家の五戒、すなわち
「不殺生(ふせっしょう),不偸盗(ふちゅうとう),不邪淫(ふじゃいん),不妄語(ふもうご),不飲酒(ふおんじゅ)」
(殺すな 盗むな 不倫をするな ウソをつくな 酒を飲むな)の五つの戒を守ることです。

そして、生天論とは、以上の二つ、施論・戒論を実践して生きれば、死後、天国に生まれることができます、という教えです。 

大川隆法総裁が仏教的幸福論―施論・戒論・生天論― (幸福の科学大学シリーズ)で「施論 戒論 生天論」についてくわしく解説しているので、ぜひ読むことをおすすめいたします。

仏教的幸福論―施論・戒論・生天論― (幸福の科学大学シリーズ)

この世の苦しみを超えて―――
仏教が求めた「幸福」とは何か。

功徳を積み、生き方を正し、
「来世の幸福」へとつなげる。
歴史に遺された仏陀の「次第説法」を検証し、その真意を現代人にわかりやすく解説する。

▽施論――布施を通して功徳を積む大切さ
▽戒論――戒律の本質と現代的な解釈とは
▽生天論――来世で幸福な世界へと還るために

目次
まえがき
1 仏陀自身が限りなく「幸福」を求めていた
2 仏陀が説いていた「幸福」の意味とは
3 次第説法(1)――施論
4 次第説法(2)――戒論
5 次第説法(3)――生天論
6 世界宗教に共通する「来世まで続く幸福論」
あとがき

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